5月初旬からは、お祭り向けと来年のホタル幼虫を採る為
強制上陸槽を開始しています。この水槽の中で蛹化し、
6月にはホタル成虫が飛び回る事になります。
5月になると幼虫も2センチ近くになり、なかなかコワモテ
になっています。
早く飛び立とうと、飼育オケから飛び出した幼虫。光は映りませんでしたが、光りながら蛹になる場所を探して
います。
4月になると幼虫も食欲が復活しエサ(カワニナ、タニシ)を大量に食べ始めます。
そして上陸して蛹化の準備が始まります。自然上陸するホタルの幼虫には、上陸槽を用意します。
90センチ水槽に、底面濾過層と上陸用土を入れます。
上陸用土は赤玉土、ピートモス、カワゴケを2:1:1
の割合で混ぜた物を用います。
底面濾過層は軽石を使いエアを供給して水を循環させます。上陸してくる斜面には生コケを張り、幼虫が登りやすくします。
上陸槽の全体像
土の部分に幼虫が上陸して蛹を作ります。
土の下には、底面濾過層があります。
この水中に幼虫が放たれます。上陸したくなった幼虫は、光りながら斜面を登ります。
普通サイズ以上に育ってくれた幼虫たちは、そろそろ冬眠時期です。ちびっ子幼虫にはヒーターで水温を上げてエサを与え続けます。
大きく育った幼虫。体を伸ばすと2センチくらいになります。
同じ条件で育てていても食欲旺盛な強い幼虫は、エサを独り占めして、どんどん大きくなっていきます。
5月に羽化してしまうかもしれません。
このくらいのサイズの幼虫は、夜になると、光っているかもしれません。
標準?的な普通サイズの幼虫。もう少し大きくてもいいかなぁとか、試行錯誤しながら育てています。
ちびっ子幼虫。まだ1センチ以下です。7月に生まれているのですが、大きいのに圧されエサが食べられていないのか、あまり大きくなっていません。
早く大きくな~れと、水槽にヒーターを入れて、冬季も
エサを与え続けます。6月に成虫になってくれるといいなぁ
と願いつつ。(循環式水槽になっているため、水が波立っているおり、真っすぐなものが、曲がって見えてしまいます)